鼻水はあなたを守ってくれている



健康な時にはあまり気にならない「鼻水」。
しかし風邪を引いたりするなど病気になると、
ポタポタ落ちてきてティッシュなしでは過ごせなくなります。

非常にうっとうしい鼻水なんですが、
実は鼻水はあなたの体を守ってくれている、
なくてはならないものなんです。



鼻水の役割

人間の体には自然治癒力があるとよく言われますが、まったくその通りです。

鼻の奥には"繊毛"と呼ばれる組織があります。
この繊毛が体内に病原体が入らないように働いてくれているんですね。

しかし、風邪を引くなど病気になると繊毛の働きが低下してしまいます。
この"ピンチヒッター"になるのが「鼻水」なんです。

◆鼻水とは?

鼻水には次のような働きがあります。

・外部からのウイルスや微生物の侵入を防いでくれる
・鼻腔内を鼻水で湿らせることによって、鼻粘膜を保護してくれる


通常はごく微量に分泌されている鼻水ですが、
風邪を引くと大量に分泌されるようになります。

これにより、病原体を押し出してくれるんですね。

風邪薬になる「鼻水」

風邪を引くと皆さん、風邪薬を飲みますが、風邪薬は病気を自然治癒させてくれる
鼻水や咳を止めてしまいます。

一見、病気の一症状として出ているように見える鼻水。
しかし実は、風邪を治すためにあなたの体が出してくれている免疫機能なんです。

「風邪薬」は風邪を治す仕組み、つまり体を守る仕組みを壊してしまうのだそうです。

もちろんできれば自然治癒させたいところですが、
病院の受診が必要な肺炎などの病気との境目が分からないだけに、
判断はやはり医師に任せた方がよさそうです。



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